2022/09/09 17:31
この2年半、このようなことが何度かあった。
家に帰るとドアノブに何かかけてある。中を見るとみかんが入っている。よくみると紙切れもあり、"中にRp 150.000を振り込んでください。子供の学校の支払いが足りません。よろしくお願いします"と番号も書いてある。
お金をくださいとは言いにくく、家で取れるものをもって訪れる。私に敬意も払ってくれているのであろう。
そんな時が何回もあると心が痛くなった。
どれほど、多くの人が生活に困窮しているかと。
だいたいRp100.000からRp300.000(¥1000から¥3000)で私が払えない額ではなかった。
でも、もうそんなことがなくなった。まだ、大変だと言っても経済も動き出している。
そして、私はつくづくと思う。人間というものは不快なことや苦しかったことを案外忘れていける。そして喜びは記憶にきざまれている。支えてくださった方々のこと嬉しかったことはより深く記憶に残っている。だから前に歩き出せる。
あんなに痛い出産を体験してもまた、子供を産もうと思えるのもその一つかもしれない。
だとしたら神様は、とても上手に人間を作ってくれたと感謝しないといけないとつくづく思う。🙏