2022/07/25 08:02
ソンケット(浮織)は、インドネシアにおいてスマトラ島のスリウィジャヤ帝国が起源だと言われています。7世紀から14世紀には黄金のソンケットが織られ、スリウィジャヤは繁栄した海上貿易帝国であったようです。そして西暦600年から700年には金糸が使用し始めていたようです。
ただし元々の銀糸や金糸を織り込む方法はインドから入っただろうと思われます。
バリ島も元々クルンクン王家が最初にこの金糸入りのソンケットを儀式のために着用したそうです。
昔は、王侯貴族しか着用を許されなかったソンケットは、今では誰でも自由に着用ができますが制作に時間もかかり高額であることもあり、また着用頻度も儀式などの折がほとんどで各家庭に大事に保管されている場合が多くあります。
ベッドライナーやお部屋のアクセントなどインテリアとして、最近では高級ホテルでも小さめのソンケットを使用しているところを見かけます。Royal Pita Mahaもお部屋により使用しています。
また、布もしっかりしており私は以前日本で帯を作っていただきました。布は、私たちにいろいろな夢を見させてくれると思っています。