2022/02/22 22:39
2月26日に行われるプリアタン王家のご家族の葬儀のための準備が行われている。手作りでお葬式に使用される塔(バデ)やルンブ(お棺を納め火葬するもの)が作られている。
26日にはお亡くなられた方と燃やされるこの素晴らしき芸術作品を毎日見て感動している。バリ芸術の最高峰だと思う。時代が変わり経済の動きも変わり、王家といっても皆がお金があるわけではない時代である。バリ島の王家は、ヒンドゥー教から来るカースト内の一つである。日本で言うならば、旗本のような形だと言うと日本の方にはわかりやすいかもしれない。まだ土地を所有し、ビジネスを成功させている王家もある。もう屋敷を維持できない王家もある。
王家は元々、文化的中心のシンボルでもあった。そのためにオランダが植民地にしたものの王家を残し、バリ島の文化的な伝統を守りもしてくれたのだった。そういう意味でも王家の葬儀が大きく行われ、芸術家たちが最高の技を披露し、お金も使うことで経済が回ることはバリ島にとりとても大事な一面があると思っています。
そして私は生活を質素にしてもこの継承してきた宮廷舞踊を嫁としてできるだけ守っていきたいと思っています。