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2022/02/17 19:42


手漉き和紙を使用するようになったのは、表具師の垣内久人氏にお会いしてからです。それまでは、画材屋で袋に何枚も入った機械漉き和紙を何もこだわらなく使っていました。ただ、5年ほど前に描いた作品に茶色の点がうっすらいくつも浮き上がってきてそれが、水道水か機械のなんだかの鉄分だと知ることになりました。それからはじめて和紙のことを調べ、垣内氏に手漉き和紙の購入できる信用のあるお店を日本橋で2軒教えていただきました。バリ島、特にウブド地域は湿気が高い、紙には悪い条件の場所であり、お店の方に伺う度に相談してこの10年は手漉き和紙を使わせていただいてきました。筆をおろしたときの肌触りは、なんとも優しい気がするのです。和紙を作るには、材料の三椏か楮を蒸し、皮剥ぎをし煮熟、さらし、こうかい、紙漉き、水抜き、乾燥と本当に手間がかけられ作られている。そして、そんな和紙は1000年でももつと言われるのです。そんな時と手間をかけられ作られた和紙には心をこめて筆を入れさせていただいています。